13歳のハローワーク 価格:¥ 2,730 納期:通常4〜6週間以内に発送 人気ランキング : 4,767位 定価 : ¥ 2,730 販売元 : 幻冬舎 発売日 : 2003-12-02
初めて村上龍の本をちゃんと読んだが、この時期にこんな本が出て正直かなりうれしかった。村上龍のうわさはよく耳にしていたが、ここまで率直に未来を予想できる人だとは思わなかった。現在私は21歳のフリーターなのだけど、私が読んで丁度よいといった印象もある。13歳が読むというより、13歳位の年に関わっている親や教育関係の大人が読むべきだろうと思う。それにしても13歳と言う着眼がすばらしいとおもう。私が13才の時にちょうどこんな時期だったよなーと思い出しながらよく13歳の気持ちが汲み取れてる本だなぁと感心した。というか、この人はちゃんと21世紀のビックビジネスとして地球環境を考えた、永続可能な未来のために求められる今必要な仕事を書いているのが凄い!ちゃんとした着眼点と行動力がある人、本だなぁとおもわされた。ちゃんと私の世代のことを考えた上で出されているこの本に出合えてよかった。参考にしていこうとおもう。未来を見据えたこの本を13歳に関わっている大人の方にお勧めしたいです。
やりたいことが特に無い。将来に対して漠然とした不安がある。・・・そんな15歳の自分(こないだ16歳になってしまいましたが…)に最も具体的に手を差し伸べてくれたと思った。こんな本をずっと望んでたかも。タイトルについてる13歳が読むには少しだけ難しい部分もあるかな、と感じたけど、15歳の私には知識・年齢的に丁度よかった。この本は以前母が買ってきてくれましたが、子供がいる親は是非お子さんに買い与えたらいいと思う。きっとほとんどの10代は職に対する知識がゼロなのでためになるだろうし。(私はためになった。この時点ではパラパラページを覗いてるだけだけども)レビューをざっと見ると内容について言及している人がいるけれど、沢山のジャンルの職業を紹介しているというだけでこの本はキッカケを与えてくれたので素晴らしいです。ここからまず一歩将来の道が開ければ、作者はとても幸せなんだろうな。この本を眺めながら将来について想像して、職業というものは沢山あるんだ、進む道は沢山あるんだ、そして努力次第で自分の好きな世界で仕事ができるんだなと、広い目で見ることができました。何か昔からの夢があっても、実はもっと自分の好み職業は世の中にあるのかもしれません。自分自身を確認する意味でも役に立つと思います。この本はまず最初のキッカケを与えてくれる本。また、単純に知識としても色んな職業が知れて面白いです。
・人生はやり直しがきかない。・若いうちから自分の好きなことを探す努力をし、それに向けて具体的な訓練を課してきた人間は、人生を有利に生きることができる。・自分の好きなこと、無我夢中になれることというのは、他人とは共有できるものではない。これらのことは単なる事実だ。村上龍は、これらのあたりまえの事実を「13歳のハローワーク」というコンセプトに置き換え、商品にしただけである。内容に偏りがあるだの、村上龍の主観で書かれているだのという批判には意味がない。なぜならば、この本は文部省推奨でもないし、学校の就職課に置かれている職業案内でもないのだ。この本は、あくまでも村上龍という一人の作家によって、将来に十分な可能性がある人達に向け、上記の事実を伝えるために書かれたものである。別に13歳である必要もないし、この本から自分の職業を探す必要もないのだ。好きな仕事に就けるのはごく一部の勝者のみで多くの人は我慢しながら嫌な仕事をすることになるなどと言う人達は、皆つまらない人生を送っている人達なので無視しましょう。そんなことは今時小学生でも知っている。充実した人生を送るために何が必要か常に考えて行動している、危機感を持った人におすすめします。お金を出したくなかったらエッセイ部分だけ読むだけでよいと思う。十分に楽しめるだろう。
〜この本のおもしろいところやポイントとなるのは、好きなことから各種様々な職業が存在していることを繋がりをもって、木と枝のように把握できることだ。 職業の実際面での正否より、職業、働くこと、社会の構図、その中での自分の位置、役割を意識するきっかけとして読むには具体例も添えてあり、イメージしやすい。あらゆる仕事というものに関心、好奇心〜〜を持ち、あくまで仕事を好きという能動的な気持ちの延長線上に存在しうる、と受け取るきっかけにはぜひ。〜
_十三歳の君へ この本全体を通じて読むと分かるが、 ある特定の職業に対する、差別、冷笑、誹謗中傷が連綿とかかれている。 _ このような本を十三歳の君が読んだら、 世の中には差別されて当然の職業がある、 という間違った考えを持つ可能性が非常に高いと思われます。 この本が、世の中の学校関係者やエライ人から絶賛されるのは、 いわゆるエスタッブリッシュな人たちから見て、 「よくぞ、村上龍は(自分達が言いたくても言えない職業差別を)公言してくれた。自分たちの職業は社会的地位があって 尊敬されて目指されて欲しい、世の中には卑しい仕事があるのだ」という事でしょう。 例えばこんな記述がある。406ページ 住宅展示場の案内係りは「スキルがどうのこうのという前に」「しつけのいい犬でも」できると。 事実判断からすれば龍氏の言うことは、いかにももっともらしい。 しかしどんな職業、職種についても立派な社会の一員であり、その人の仕事によって 人を見下したり、馬鹿にしたり、差別したりしては絶対にいけない、 という職業以前の 人間としての倫理観こそが十三歳の君には、 最も大切な事の一つだと考えて欲しい。 村上龍氏には 『かごに乗る人担ぐ人その又わらじを作る人』という諺の意味の解釈と 「セックスボランティア(河合 香織 著:出版社 新潮社 ; ISBN: 4104690015)」 の一読をおすすめしたい。 ただ文筆業系の紹介は大方正確である。 教訓としては、自分の専門外の事に関しては 人間、偏見を持ちやすいと言うこと。 (その偏見を公言するのは異常である)この本を反面教師にして、夢へ向かって頑張ろう!_